ピアノを始めたいあなたへ

  …ピアノ講師としての思い♪~まりこ先生の音楽との出会い~♪

 

 

幼い頃、母に手をひかれながら通った音楽教室は子供音楽科がある、規模の大きな音楽の専門学校のようなとこでした。母はいつもおとなしかった私を「大丈夫かしら?」と心配しながら連れて行ったそうです。体の小さかった私は、はじめはピアノの鍵盤も押せなかったので、週に二回ソルフェージュを学ぶために通っていました。

最初のクラスで出会ったのは、歌の上手な素敵な先生でした。まだ幼稚園生でしたが、日本の歌を沢山教えてもらい、歌詞の意味はよくわからないながらも、言葉の響きの美しさに何か不思議な和の世界があることを感じた感覚だけは今も覚えています。

そしてボール遊び…先生が数名いる生徒の中から、誰かの名前を呼びながらボールを投げて、渡された生徒は同じタイミングと音程で、先生に返す。「いつ自分にくるかな」と「来ちゃったらどうしよう」と思うドキドキ感は子供心にはたまらないものでした。そんな中で、音感やリズム感、音と音の渡り合いみたいなものを学んだのかもしれません。

教室には大きな鍵盤ボードがあり、先生が弾くピアノのメロディの通りボードの上を飛ぶレッスン。それが待ちどうしく、間違えないように飛ぶために一生懸命耳を澄ませて音を聴き、リズムを考え、知らないうちに聴音の基礎ができていたように思います。本当に楽しいレッスンでした。幼少期の感受性の芽生える大事な時期にわくわくするような音楽体験を沢山させて頂いたと感謝しています。

小学生に入る前、そろそろピアノを始めましょうということになり、ソルフェージュと共にピアノレッスンが始まりました。2年間もソルフェージュをやっていた私はためらいもなく楽譜を読み、楽しくピアノを弾き始めました。ピアノが弾けることは、特別なことかもしれません。ただ、練習は大変でも「ピアノを習うならば練習することを特別なことにはせず、ご飯を食べることや、お風呂に入ることと同じように生活に組み込みなさい」と言われ、毎日練習していました。今では、私の生徒さんにも同じことを言っています。

音楽教室では毎年コンクールがありました。入賞するとお披露目コンサートがあったり、選抜コンサートがあったり小学生ながら貴重な本番を経験する機会が沢山ありました。中でもオーケストラとの共演は本当に良い経験となりました。先生の親身なご指導のもと一つの曲をつきつめて練習することは普通に練習をする3倍位の勉強が出来たように思います。


その一方、ソルフェージュのクラスで「聴音・新曲・楽典」といった机の上の勉強もしながらも、音楽劇を作ったり、ミュージカルナンバーを合奏したり、ある時は自然の中で竹木琴を作ったり…。ピアノのコンクールではライバルでも、音楽を一緒に奏たり同じ目標を持った仲間のいる音楽教室は、学校でちょっと嫌なことがあっても、元気になれる場所でした。内気だった私もこの頃には人前で何かをすることが大好きな女の子になっていました。


中学生になり高校受験もありどんなに忙しくなっても、「ピアノの勉強を続けたい」という気持ちは様々な選択をしなくてはいけない時に自分の軸となっていきました。


音楽を続けるには大変なことが多いですが、音楽の楽しさを一緒に学ぶことで、その厳しさを乗り越えられたように思います。一つのことを続けてこれたという自信は生きていく中で辛い壁にぶつかったときに自分にとって大きな力にもなると思います。

音大受験を特別なものと感じないで挑めたのは、先ほども書きましたが小さい頃から沢山の本番を経験したこと。ですから、専門を目指したい生徒さんにはこの先通らなくてはならない、いくつかの関門があることを考え、楽しい発表会だけではなく勉強の一貫として色々な本番に挑戦してもらいたいと思っています。

私は沢山の素晴らしい先生と出会い、そして理解ある家族に大事に見守られながら、大学を卒業しても勉強を続けることが出来ました。まだ学生の頃、あるコンサートが終了した後インタビューがあり「将来の夢は?」と聞かれ、その時私は「今まで体験してきた素晴らしい経験を音楽で伝えられる人になりたい」と答えました。その気持ちは大人になりピアニストとして、そしてピアノ講師となった今も同じく持っています。

さて、前置きが長くなりましたが・・・ピアノ講師になりあらためて思うこと。


私の教室は個人のピアノ教室です。個人の教室であっても、今まで経験してきたようなことを私なりに形にできないものか。これが生徒さんに初めて出会ったときからテーマとなり研究を始めました。毎週決まった課題をこなしていくだけのレッスンにならず、せっかく出会えた生徒さんには豊かな心で成長していってもらいたい。そして、音楽をゆっくり楽しむのでも、将来先生になるのでも、ピアニストになるのでも、色々な経験をして沢山の引き出しを持った人になってもらいたい。そのために講師の私が出来ること…いつも生徒さんとは目標を作り、音楽を楽しむ気持ちを忘れないで努力が出来るようなレッスン内容と、皆さんがずっと続けていける環境を作ること。生徒さんのそれぞれの目標に合わせて、様々な教材を研究していくこと。そして、私も演奏を続けていくこと。


どんな形であれ、生活の中にいつも音楽が溢れている毎日を送ってもらいたいという願いを込めて、これからもレッスンを続けたいと思います。

 

 

  

                     Mariko's  Piano  Studio

 

                        ピアノ講師 中村麻里子♪

 

ピアノプーさん
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生徒の皆さん。演奏お疲れ様でした。